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ストッパーやリミッターのはずし方
速読術の習得に失敗する２大要因は、自分でもうけてしまっているストッパーやリミッターによるものと、明らかに問題のある指導法によるものです。
最初の自己ストッパーの最たるものは、たとえば「私なんかに速読なんかできるわけがない」といったネガティブシンキングです。また責任感の強いひとは「速く読まなければいけない、意味を理解しなければいけない」など、つねにプレッシャーを感じています。ネガティブだったりプレッシャーを感じていてはリラックスした状態にはなり得ず、おのずと速読の効果が低下してしまうのです。
そして、ある速度よりは速く読むことができないというリミッターが働いてしまい、速読術の進歩にも限界ができてしまうことになります。速読術は“取捨選択の能力”を身につけることにほかなりませんので、ものごとに対してある程度はおおざっぱ、アバウトである資質が必要なんですね。
ストッパーやリミッターをはずすには、少しいい加減なくらいがちょうどいいのです。マジメ一辺倒な性格では、いくらトレーニングを積んでも速読術はなかなか習得できません。ほんとうに実効性のある速読力が得たければ、まず自分の性格分析をきちんとしてみてくださいね。
速読術の練習法